大学での学びが
音楽をより大事なものへ
- 教育学部 学校教育課程4年 金田 潤之介さん
4歳からピアノを習い始め、数々のコンクールで受賞している金田さん。音楽を続けているのは、楽しいからではなく常に近くに音楽があって義務感のようなものを感じていたから。18年間続けていると自分の感情にあわせて演奏することができ、遊び道具のようなものでした。そんな金田さんと音楽のスタンスが変化したのは、教育学部の探求ネットワークでのこと。先輩は参加した子どもたちと盛り上がっているのに対し、金田さんは上手くコミュニケーションできないことがあったそうです。その状況を救ってくれたのが音楽でした。子どもたちの知っているゲーム音楽をきっかけに話が弾み、今までで一番楽しかったと言ってもらえ、この経験をきっかけに音楽を生かす教員になりたいという気持ちが強くなったそうです。
教員採用試験の勉強のために音楽との距離をもったことで、気付いていなかった音楽の良さに気付きますます好きになり、自分の存在意義や大切さも実感できたそう。音楽を通した人との関わりは、知識以上の事を伝えられると考え、自分の経験を伝えることで、子どもたちに自分の大切さに気付いてもらえたらと話しています。