3月16日、「『大学教育シンポジウム』?新時代の工学教育?」が開催され、教職員等約90名の参加がありました。シンポジウムは、これまでの同大における特色ある取組を例に、新時代の工学教育の在り方を探るものです。
第一部では、「高大連携の展開」と題し、北海道大学高等教育機能開発総合センター 鈴木 誠教授の基調講演があり、参加者は熱心に耳を傾けていました。続いて、京都工芸繊維大学アドミッションセンター 内村 浩教授、敦賀気比高校 河端 良斉教諭、福井大学大学院工学研究科 本田 知己准教授らによる「『学士力の修得に導く初年次教育の充実』?専門基礎教育の拡充と高大連携の推進?」の事例報告がありました。
第二部では、「大学院教育の実質化」をテーマに、東京工業大学大学院情報理工学研究科 笹島 和幸教授の基調講演「PBL教育と、その先に目指すもの―研究方法のトレーニングと質保証―」に引き続き、福井大学高度人材育成センター長 浪花 智英教授、山田 徳史教授から「カリキュラムのオーダーメード化による成果と今後の展望」の活動報告がありました。
最後に、講演講師と参加者による熱い討議がかわされ、4時間にわたるシンポジウムが終了しました。このシンポジウムを契機として、今後の大学教育の更なる充実が期待されます。