医学部寄附講座「地域高度医療推進講座」を設置しました

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福井大学は、公立小浜病院組合からの寄附を受け、3月25日、「寄附講座の設置に関する協定書」締結のための調印式を行いました。本年4月から3年計画でスタートする「地域高度医療推進講座」では、同大が杉田玄白記念公立小浜病院地域医療推進センターに常勤医師および指導教員を派遣し、嶺南地方の二次救急を担う中核病院として、機能の高度化を図り、専門性の高い医療を提供することを目指します。初年度は、特に患者からの要望が多い消化器内科領域で、2年目以降は、整形外科領域においても連携を開始する予定です。

調印式では、吉田治義杉田玄白記念公立小浜病院長と上田孝典医学部長が協定書を取り交わしました。上田医学部長は、「これまでも医師派遣は行ってきているが、寄附講座を設置することで杉田玄白記念公立小浜病院が高度医療を提供できるよう、より一層貢献していきたい」と挨拶し、吉田病院長は、「地域の中核病院として平成19年に救命救急センターを設置するなど設備は整ってきている。今後は、臨床の基本となるそれぞれの部門の診療を充実し、若手医師の養成を行いながら病院機能を高めていきたい。」と、今後の意欲を示しました。

寄附講座の設置期間は平成27年度までとなっており、地域医療を再生するための教育拠点として、地域医療を担う医師に対する教育、育成、研究を行うとともにその研究成果の普及を行い、地域医療の組織的な確立を図っていきます。

協定書を取り交わした後、握手する吉田病院長(左)と上田医学部長(右)

協定書を取り交わした後、握手する吉田病院長(左)と上田医学部長(右)

│ 2013年3月28日 │
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