令和5年度第2回松岡地区防火訓練を実施

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本学は、10月13日、令和5年度第2回防火訓練を医学部附属病院で実施しました。今回は、コロナ禍で縮小していた訓練を3年ぶりに従来の規模に戻し、模擬患者の避難を取り入れて実施。初期消火、火災通報、患者の誘導や勤務時間外の防火体制に基づいた病院当直者の役割の確認などを行いました。

午前は基礎訓練として、永平寺町消防本部指導の下、新人看護師、新規採用事務職員など約70名が参加し、水消火器や粉末消火器を使い取扱訓練を行いました。また、煙を充満させたテントで、病棟内が煙に包まれた状況を再現し移動の困難さを体験。参加した看護師は「普段、病棟で消火器を目にしてきたが、使用したことはなかった。今回の訓練で自信がついた」と話しました。

午後は、附属病院A棟北5F病棟洗濯室を出火想定場所として総合訓練を実施しました。火災断定後、病院当直者が防災センター内に臨時自衛消防本部を設置。防災センター内では、関係各部署への連絡?指示の訓練が行われました。また、A棟北5F病棟では、模擬患者による緊急避難を行う中、初期消火が失敗した想定のもと、公設消防隊による火災鎮火まで、緊迫感がある訓練を実施しました。

訓練終了後、永平寺町消防本部予防課の渡辺信司課長が講評し、良かった点として、防災センターからの連絡が的確であったこと、看護師の避難誘導が的確であったことがあげられ、改善点として、初期消火を失敗した後に駆けつけた自衛消防隊員が補助散水栓を使わず、再度消火器を使って消火を行っていた点などの指摘がありました。

福井大学では、今回の反省点を踏まえてリスク管理?安全対策の面から継続して訓練に取り組んでいきます。

消火器の取り扱い訓練

煙体験

病棟の訓練の様子

防災センター内の自衛消防本部

│ 2023年10月26日 │
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